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2009年10月

WP7・2009 18

■スプリンターズS
 女王ダイイチルビーが回避したこの一戦、セントウルS1着?3着のエイシンバーリン・Statoblest・サクラバクシンオーに加えてヤマニンゼファーの4頭が並んでゴールに飛び込む大接戦。勝ったのは3歳馬サクラバクシンオー。2着・3着は昨年と同じくStatoblest・エイシンバーリンとなった。

■秋華賞
 桜花賞馬フサイチアーメリア、オークス馬ソウルタンポポ、前哨戦ローズSを勝ったスターシンフォニーが人気に支持されたが、勝ったのは9番人気コスモドリーム。前走1000万下の不知火特別を勝っての参戦だった。2着にはNHKマイルC2着・JDD2着のソウルヴォーチェ。3着にようやく人気のソウルタンポポで、馬券は大荒れとなった。

■菊花賞
 シンボリルドルフ以来8年ぶりの3冠がかかるソウルシベリアが直線抜け出すも、ゴール直前で2番人気バンブービギンに差し切られ2着。今年も2冠止まりという結果に。勝ったバンブービギンは準オープン・セントライト記念・菊花賞と破竹の3連勝。3着にはダービー2着のヒシマサルが入った。

■天皇賞・秋
 またしても2強の一騎打ち。勝ったのはトウカイテイオーで、これで宝塚記念に続いてG1・6勝目。メジロマックイーンは昨年に続く2年連続の2着に終わった。3着には久々にG1の舞台での好走となったナリタハヤブサ。

■エリザベス女王杯
 抜けた主役がおらず混戦模様となった今年のエリザベス女王杯、勝ったのは桜花賞3着・オークス2着・秋華賞4着と3冠路線で健闘止まりだった3歳馬アドラーブル。これが2つ目の勝ち星だった。2着には桜花賞馬フサイチアーメリアが入り、3歳馬によるワンツー。3着にイクノディクタスが入った。

■マイルCS
 昨年に続いてStatoblestとダイイチルビーの一騎打ち。今年はダイイチルビーが差し切って1着、昨年の雪辱を果たした。ダイイチルビーはこの後に香港マイルでも勝利。Statoblestはこの秋セントウルS・スプリンターズS・マイルCSとすべて2着。3着にマイラーズC勝ちのあるムービースターが飛び込んだ。

■JC
 トウカイテイオーが圧勝でG1・3連勝を決めた。2着には今年のサマー2000シリーズ王者ソウルウェバーが入る健闘。3着には愛国から遠征してきた英愛ダービー馬Ramanujanが逃げ粘った。メジロマックイーンは4着。

■JCD
 勝ったのは米国からやってきた3歳牝馬Slippers Zipang。2着に昨年の覇者Fomalhaut Zeilahが入り、米国馬のワンツーに。3着になんとかJBCスプリント覇者メイショウホムラが入り面目を保った。

■阪神JF
 ファンタジーS・函館2歳S・小倉2歳S覇者のサーガフェイスが人気に推されるも、勝ったのは1勝馬ナリタタウン。2着に新種牡馬トニービン産駒で2勝馬のベガ、3着にも2勝馬スエヒロジョウオーが入り、実績馬は軒並み着外に敗れる波乱となった。

■朝日杯FS
 1番人気には無傷の3連勝で京王杯2歳Sを勝ったソウルオスピテが推されたが、レースに勝ったのはデイリー杯2歳S・東スポ杯2歳S覇者ウイニングチケットの方。新種牡馬トニービンは2歳王者決定戦両方で連対馬を輩出する快挙。2着にソウルオスピテ、3着にはトーヨーリファールが入った。

■有馬記念
 今年の締めくくりの有馬記念、勝ったのはメジロマックイーン。3,4歳時に2着と敗れながら、5歳で悲願の有馬記念制覇という戦歴は、偉大な芦毛の大先輩オグリキャップと同じ。父に続く有馬記念連覇を目指したトウカイテイオーは惜敗。3着に今年の2冠馬ソウルシベリアが入り、上位3頭はすべて2冠馬。



 ソウルシベリアは3冠ならずで。ま、3年連続2冠馬ってのもありでしょう。メジロマックイーンがダービー・菊花賞で、トウカイテイオーが皐月賞・菊花賞で、ソウルシベリアが皐月賞・ダービー。それぞれ異なる2冠ってのもおしゃれじゃないですか。

 さてダイイチルビーが強いです。なぜか中長距離路線をひた走るダイタクヘリオスとは、まったくもってライバル関係にありません。安田記念での邂逅で愛を育んだということでどうでしょうか。


■1992年年末表彰
年度代表馬:トウカイテイオー

最優秀2歳牡馬:ウイニングチケット
最優秀2歳牝馬:ナリタタウン
最優秀3歳牡馬:ソウルシベリア
最優秀3歳牝馬:アドラーブル
最優秀4歳以上牡馬:トウカイテイオー
最優秀4歳以上牝馬:ダイイチルビー
最優秀短距離馬:ダイイチルビー
最優秀ダート馬:シンコウウインディ

リーディングサイアー:シンボリルドルフ


 トウカイテイオー128票:ダイイチルビー88票:メジロマックイーン84票ということで。マイル路線牝馬路線はやはり不利なんですね。正直ダイイチルビー年度代表馬でもいいと思うんですけども。

 3歳牝馬はアドラーブルですか。別に悪くないですけども。フサイチアーメリアの方がって気はします。アドラーブル今年1勝だけですし。

 あ、Ramanujanが欧州最優秀3歳牡馬に選出されてました。英愛ダービー馬とはいえ、今年はその2勝のみだったのでどうなるか気になってたんですけど。その名前である以上は結果出してもらわんとね。史実期間で架空馬がこれなら充分すぎますけど。

WP7・2009 17

■天皇賞・春
 2冠馬同士の一騎打ちは、昨年の覇者メジロマックイーンが見事連覇で勝利。トウカイテイオーは父仔2代の天皇賞・春制覇はならず2着。離れた3着にステイヤーズS勝ちのスイートウィスパー。

■NHKマイルC
 中央入り後無傷の3連勝で本番を迎えたオグリキャップの妹オグリローマンだったがここは3着まで。勝ったのは1200m戦2戦2勝で1600m戦2戦0勝だったサクラバクシンオー。父サクラユタカオーが届かなかったG1タイトルを手にした。2着には桜花賞を人気で大敗したソウルヴォーチェが入った。

■ヴィクトリアマイル
 高松宮記念勝ちからここに臨んだダイイチルビーが快勝。昨年は結果が出なかったマイル戦だが、一段と成長した今年はしっかりと結果を出した。2着にオークス2着馬アイオーユー、人気に支持された昨年の牝馬4冠馬ソウルリレーションは3着に終わった。

■オークス
 京成杯・フラワーC勝ちのソウルタンポポが後続を引き離して快勝。桜花賞9着から見事に巻き返した。2着に桜花賞3着の1勝馬アドラーブル、3着に桜花賞馬フサイチアーメリアは3着に敗れ2冠ならず。

■ダービー
 皐月賞馬ソウルシベリアが快勝で2冠達成。これで6連勝、秋には3冠をかけて菊花賞に向かう。2着3着に青葉賞勝ち馬ヒシマサルと同3着カフェワーシップが入った。

■安田記念
 G1連勝中のダイイチルビーと昨年の覇者ダイタクヘリオスの一騎打ち。直線でびっしり叩き合って最後は頭差でダイイチルビーが勝利。怒涛のG1・3連勝となった。3着には東京新聞杯勝ちクラークビンテージが人気薄ながら突っ込んだ。

■宝塚記念
 3度目の一騎打ちはトウカイテイオーの圧勝で幕を閉じた。これで両馬ともにG1・5勝、世代の違う2頭ながら歴史に残るライバルとなりそうな予感。メジロマックイーンは2着に敗れ連覇ならず。3着には昨年の牝馬3冠路線には間に合わなかった遅咲きのタケノベルベットが大健闘。


 イマイチブラザーズの弟ソウルシベリアがまさかの2冠達成。上限は2800m、ギリギリ3冠の可能性も。

 ソウルリレーションは年明けと同時にあからさまに劣化した気が。早めにしちゃ衰えるの早いだろうに。競争寿命低すぎたのかね。

 そんなことよりサクラバクシンオーが早くもG1勝ちってことの方が。秋にはスプリントG1戦で力を発揮しちゃうのか、今年絶好調のダイイチルビーが壁となるのか。非常に楽しみです。


 あ。英国ダービーでRamanujanとかって馬が勝っててメチャクチャ驚いた。実在馬かと調べてみたが、実在したRamanujanは米国産のRahy産駒ということで、別の馬の模様。更にググってみると、どうもスーパーホース名みたい。むう。自分が馬ゲーで期待馬につける名前が使われるのは嬉しいような悔しいような。

 種牡馬入りしたらつけてやろうかなっと。

WP7・2009 16

 1992年です。

■フェブラリーS
 前走川崎記念で2着したシンコウウインディが初G1制覇。後続を引き離す見事な快勝だった。2着には地方馬ダイコウガルダン。JCD3着・東京大賞典3着に続くG1での好走。3着にはさきたま杯・根岸Sを勝っているマイネルセラーが入った。

■高松宮記念
 昨年のスプリンターズS勝ち馬ダイイチルビーが鬼脚を見せて4馬身差圧勝。2着にはスワンS・京阪杯・阪神C・シルクロードSと重賞4連勝中だったエイシンバーリンが逃げ粘った。3着にも秋華賞2着馬ソウルソバカスが入り、上位3頭牝馬独占となった。

■桜花賞
 昨年の2歳女王フサイチアーメリアが貫禄の戴冠。見事に桜の女王に輝いた。2着には収得賞金900万でギリギリ出走となったナスラムスターズ、3着には1勝馬ながらシンザン記念・クイーンC・フィリーズレビューと3戦連続重賞2着のアドラーブル。

■皐月賞
 直線の3頭による叩き合いを制したのはソウルシベリア。兄ソウルモスクワ・ソウルテヘランが2着と涙を飲んだ舞台での見事な勝利。2着には2歳王者ヤエノムテキでこれが初黒星。3着には弥生賞2着からの参戦ダンツシアトルが入った。


 ということで兄のソウルモスクワ(父:Northern Dancer)・ソウルテヘラン(父:ハイセイコー)が2年連続2着した皐月賞を、弟ソウルシベリア(父:Nijinsky)が見事に勝利。ソウルモスクワは海外で空き巣G1勝利したが、結局国内ではG1未勝利。ソウルテヘランもG1未勝利。クラシックの主役の1頭にはなってもなかなか1着に手が届かなかったこの兄弟からついにG1馬が誕生です。

 つっても距離適性2200-2800だったりして、出走するかどうかも迷ってたんですけども。兄が2年連続2着だったんで、3年連続を目指してとかって出走しましたけども、違う血統だったら出走させてなかったかも。


 さて。世代がいい加減メチャクチャで楽しいです。

 そんな中で遂に遂にフジキセキが誕生。同期にジェニュイン・マヤノトップガン・マーベラスサンデー・タヤスツヨシと、ほぼ史実通りですか。マイネルマックス・アイルトンシンボリ・フジノマッケンオー・ヤマニンミラクル・ダイユウサク・ローゼンカバリー・ナイスネイチャ・ケイエスミラクルとかが同期に入り込んでます。何気に脇役が揃ってる感じで、フジキセキを強化しちゃったこととあわせて考えると結構レベルが高い世代じゃないかな、と。

 Life Out Thereやスプリングネヴァーなんかも同期だったりして、2世も楽しみだなぁなんて思ったり。

WP7・2009 15

■スプリンターズS
 グローバルスプリントシリーズ対象レースを5連勝中で1番人気に支持されたStatoblestが直線で後続を6馬身ほど引き離したが、大外回って鬼脚を見せたサマースプリントシリーズ優勝馬ダイイチルビーが頭だけ差し切ってゴール。大きく離れた3着には3歳牝馬エイシンバーリンが入った。

■秋華賞
 3冠がかかったソウルリレーションが後続を5馬身引き離す圧勝劇で牝馬3冠達成。姉の3冠達成時よりも強い勝ち方を見せたソウルリレーション。この後は姉と同じくエリザベス女王杯から東京大賞典へ向かう予定。2着に京都を得意とするソウルソバカスが入り、ソウル冠のワンツーとなった。3着に紫苑S勝ち馬リンデンリリー。

■菊花賞
 1番人気に支持されたトウカイテイオーが勝って2冠達成。父に続く無敗の3冠はならなかったが、皇帝2世として世代統一を果たした。2着には皐月賞14着・ダービー17着・神戸新聞杯10着で、距離不向きと思われたトウショウマリオが入る大波乱。3着には毎日杯・青葉賞勝ちのソウルモエストロが入った。

■天皇賞・秋
 断然人気のメジロマックイーンを直線でインから差し切ったのは、同世代の朝日杯FS2着馬セキテイリュウオー。前走のオールカマーで久々の勝利をあげたばかりだったが、連勝で見事同期の最強馬を破った。メジロマックイーンは前哨戦で後塵を拝したメジロライアンこそ3着に退けたが2着に終わった。

■エリザベス女王杯
 3冠牝馬ソウルリレーションと古馬代表ソウルビムレッチの対決は、半馬身しのいでソウルリレーションに軍配。2着ソウルビムレッチの後ろ、3着のソウルオドリコまでは実に6馬身差という大差が開いていた。

■マイルCS
 勝ったのはグローバルスプリントチャレンジ王者Statoblest。2着にダイイチルビーが入り、スプリンターズSの雪辱をマイルで果たした形になった。離れた3着に昨年の2歳女王サクラビューティが入った。

■JC
 勝ったのは昨年JC3着で今年のドバイシーマC覇者Clean Rodrigo。2着にメジロマックイーンが入ったが、3着にもGroom Voice(まさかのダミー馬)が入り、外国勢にしてやられた形。

■JCD
 こちらも勝ったのは外国馬Fomalhaut Zeilah。サンタアニタH勝ちがあるものの近走不振気味だったが、日本で見事なG1勝ち。2着には白山大賞典勝ちダイコウガルダン、3着にはまたしても外国馬Numbered Milordが入り、中央馬は4着イクノフランクが最高という結果に。

■阪神JF
 1番人気に支持されたソウルイヌミの初年度産駒ソウルヴォーチェは、直線入り口で最後方の内ラチ沿いという絶望的位置取り。そこから馬群を縫ってよく伸びたが3着まで。勝ったのは人気薄のフサイチアーメリアで、2着にも人気薄のソフィアトウショウが入り、大荒れの2歳女王決定戦となった。

■朝日杯FS
 勝ったのはデイリー杯2歳S・東スポ杯2歳S勝ち馬ヤエノムテキ。無傷の4連勝で2歳王者に輝いた。2着に人気薄ビッグスチール・3着も人気薄メジロアルビレオが入り、こちらも波乱の2歳王者決定戦となった。

■有馬記念
 3歳王者トウカイテイオーVS古馬王者メジロマックイーンVSJC覇者Clean Rodrigoの3強対決となったが、結果は後続を4馬身突き放してトウカイテイオーが圧勝。2着になんとかメジロマックイーンが入り、これで4戦連続2着となった。3着には善戦マンことソウルテヘランが入る大健闘。


 ソウルテヘランのSPはCと判明。これでよくクラシック連対に有馬記念3着できたもんだ。サブパラは異常にいいけどもさ。兄のソウルモスクワはハーシュ記念選手権で空き巣G1勝利達成したけど、弟は諦めました。早熟だし。兄弟ともに引退です。夢は明け3歳の弟ソウルシベリアに。

 あ、ソウルヤヨイの妹ソウルリレーションは姉に続いて東京大賞典も快勝。こちらは来年も走らせようかな、と。


■1991年年末表彰
年度代表馬:トウカイテイオー

最優秀2歳牡馬:ヤエノムテキ
最優秀2歳牝馬:フサイチアーメリア
最優秀3歳牡馬:トウカイテイオー
最優秀3歳牝馬:ソウルリレーション
最優秀4歳以上牡馬:メジロマックイーン
最優秀4歳以上牝馬:ダイイチルビー
最優秀短距離馬:ダイイチルビー
最優秀ダート馬:カレッジアランド

リーディングサイアー:ノーザンテースト


 ということで、姉に続いて年度代表馬を逃したソウルリレーション。トウカイテイオー・117票:メジロマックイーン・93票:ソウルリレーション90票ということで、天皇賞・春・宝塚記念勝ちで、秋の3戦2着だったメジロマックイーンよりも下です。3歳牝馬で年度代表馬取ろうと思ったら、JCか有馬記念が必須な感じですか。

 古馬牝馬はマイネビムレッチが取るかと思ったんですけど。ダイイチルビーってのもありですけど。短距離はダイイチルビーとダイタクヘリオスの争いでした。素晴らしい。




WP7・2009 14

 1991年です。

■フェブラリーS
 1番人気スイフトセイダイと2番人気オサイチブレベストが直線で叩き合い、このまま決着するかと思われたが2頭ともに最後の1Fで脚が止まってしまう。追い込んできた人気薄3頭に交わされ、両馬ともに馬券圏外へ。勝ったカレッジアランドと3着のレイカデュンスはともに前走1000万下勝ち、2着のイクノフランクはダート重賞戦線で1年以上勝ち星のない馬。大波乱の決着となった。

■高松宮記念
 阪神C勝ちの1番人気ユウキトップランが勝利。新スプリント王に輝いた。2着に昨年の函館スプリントS勝ち馬ハイフレンドコード、3着には昨年のサマースプリントシリーズ王者メジロホワイが入った。2番人気のダイイチルビーは伸びを欠いて13着に敗れた。

■桜花賞
 一昨年の3冠牝馬ソウルヤヨイの半妹ソウルリレーションが快勝で1冠目を勝利。姉に負けず劣らずの素晴らしい走りを見せた。2着マスクハートはチューリップ賞2着馬。父マルゼンアデイアルは86年のJCD勝ち馬だが、娘は芝で見事な走りを見せた。3着には○外のアイオーユーが入った。

■皐月賞
 昨年の2歳王者トウカイテイオーが重賞6連勝で皐月賞制覇。これで8戦8勝。父に続く無敗の3冠へまず1冠。2着には昨年の皐月賞2着馬ソウルモスクワの半弟ソウルテヘランが入った。ソウルテヘランはこれで重賞4戦連続の2着。3着にウィナーズサークル。札幌2歳S以来6戦連続でトウカイテイオーと同じレースに出走、全てで2着か3着に入っている。

■天皇賞・春
 昨年の2冠馬メジロマックイーンが快勝。これで祖父メジロアサマ・父メジロティターンに続く父子3代天皇賞制覇の大記録達成となった。2着には昨年の覇者ミスターシクレノンが入り、4年連続2着の珍記録がかかっていたスルーオダイナは3着となった。

■NHKマイルC
 ファルコンS勝ちのエイシンバーリンとNZT勝ちのビッグファイトが人気に支持されたが、勝ったのは皐月賞二桁着順から巻き返したヤマニンゼファー。この距離が合っていたのか、目の覚めるような末脚を見せた。2着には5戦連続2着となるソウルテヘラン。兄に同じくタイトルにどうしても手が届かない。3着にはマーガレットS勝ちから臨んだホウオウアスペン。

■ヴィクトリアマイル
 勝ったのは昨年のエリザベス女王杯勝ち馬マイネビムレッチ。今年も古馬牝馬戦線を引っ張って行く。2着には阪神牝馬S勝ちのスタンプトウショウ。3着にはダービー卿CT勝ちのヌエボトウショウが入った。

■オークス
 1番人気ソウルリレーションが快勝で2冠達成。姉に続く牝馬3冠に王手をかけた。2着には桜花賞3着のアイオーユー。3着に忘れな草賞勝ちから臨んだメイショウリーヴが入った。

■ダービー
 トウカイテイオーが敗れる波乱。直線で前を追い詰めるもクビだけ届かず初の敗戦。父子2代無敗の3冠という夢は消え去った。勝ったのは7度目の正直ウィナーズサークル。またしても芦毛のダービー馬誕生となった。3着にはソウルテヘランが入った。

■安田記念
 オグリキャップ・ビコーペガサスが去ったマイル戦線。新マイル王に君臨したのは昨年の菊花賞3着馬ダイタクヘリオス。年明け金杯から路線変更し、重賞5連勝で新王者に輝いた。2着のイクノディクタスはフローラS・ローズS勝ち馬。3着に昨年のマイルCS勝ち馬Drama Dinkyが入った。

■宝塚記念
 直線でスルーオダイナが抜け出して悲願のG1初制覇かと思われたところで、インからするすると脚を伸ばしてメジロマックイーンが交わして戴冠。これでメジロマックイーンはG1・4勝目。完全に現役最強馬としての足場を固めた感。3着にはマイネビムレッチが牝馬ながら健闘。2番人気ダイタクヘリオスは距離の壁か二桁着順。


 トウカイテイオーが負けちゃった。ちょっと驚いたかも。ソウルリレーションは姉妹3冠固いかなぁ。モスクワ・テヘラン兄弟はなんとかG1取らせたあげたいが。

 現3歳世代にヤマニンゼファー・バンブーメモリー・エイシンバーリンで、2歳世代にサクラバクシンオー。短距離界が黄金期を迎えようとしてるっぽい。楽しみすぎ。

 あ、ソウルヤヨイ初仔がシュンライイベント。父がMr.Prospectorということで、生まれたばかりながら繁殖上がってから何つけようかと今から楽しみで。早くフジキセキ出てこないかなぁ。

 あ。現当歳世代。ナリタブライアン・サクラローレル・ミホノブルボンで3強というとんでもない世代になってしまった。今から楽しみというかなんつーか。



WP7・2009 13

■有馬記念
 最初で最後の芦毛対決。直線で先頭に立ったスーパークリークを目標に、内からメジロマックイーン、外からオグリキャップが伸びてくる。2頭の一騎打ちになるかと思ったのも一瞬だけ、日本競馬史上に残る伝説の脚はここでも健在。オグリキャップが引退レースも突き抜けて圧勝。離されたもののメジロマックイーンが2着を確保。来年はこの馬が競馬界を引っ張って行くことだろう。


■1990年年末表彰
年度代表馬:オグリキャップ

最優秀2歳牡馬:トウカイテイオー
最優秀2歳牝馬:サクラビューティ
最優秀3歳牡馬:メジロマックイーン
最優秀3歳牝馬:アグネスフローラ
最優秀4歳以上牡馬:オグリキャップ
最優秀4歳以上牝馬:ソウルアルテミス
最優秀短距離馬:ビコーペガサス
最優秀ダート馬:フサイチキイ

リーディングサイアー:ノーザンテースト


 ということでオグリキャップは最後まで強かったです。奇跡の復活とかなんだそりゃって感じで。スーパーホースってのには違いないんですけどね。

 結局勝ったG1は3歳時に皐月賞・ダービー、4歳時に安田記念・天皇賞秋、5歳時に安田記念・宝塚記念・天皇賞・JC・有馬記念で9勝。36戦27勝。歴代最多勝記録に加えて、最後の有馬記念で勝利したことにより総賞金でもシンボリルドルフを3140万円上回る20億3819万円で歴代トップに。

 がんばって後継作ってみようかなぁ。ソウルヤヨイにつけたら父:オグリキャップ*母父:ハイセイコーで3冠配合になるんだっけか。ロマンかもしれん。

WP7・2009 12

■スプリンターズS
 春のスプリント王決定戦では精彩を欠いたビコーペガサスが、ここでは後続を引き離して圧勝。昨年2着の雪辱を晴らすとともに、新短距離王として名乗りを上げた。2着にリンドホシが入り、前哨戦のセントウルSと同じ2頭のワンツーフィニッシュ。3着にアイビスサマーダッシュ勝ちのムーンソリディティが入り、3着までを4歳牡馬が占めた。

■秋華賞
 ローズS1,2着のイクノディクタスとアグネスフローラの一騎打ち。直線ではあっさりとアグネスフローラが突き放して完勝。2着には紫苑S勝ちのオーラダティーピーが入った。

■菊花賞
 直線ではほぼ全馬がバタバタとなる極限のスタミナ勝負。青葉賞勝ち馬レインボーアンバーが後続を大きく突き放して勝負あったかと思われたが、大外からダービー馬メジロマックイーンが物凄い勢いで突っ込んで来た。写真判定にまでもつれた大接戦は、メジロマックイーンがギリギリ交わして2冠達成。年末には先輩芦毛ダービー馬との対戦が待っている。ちなみに3着にはダイタクヘリオスが粘りこんだ。

■天皇賞・秋
 圧倒的1番人気のオグリキャップが後続を寄せ付けず圧勝で連覇。G1・7勝目をマーク。2着にレベルが低いといわれた4歳世代からミスターシクレノンが入った。3着に今年の皐月賞・ダービーで2着のソウルモスクワが入った。

■エリザベス女王杯
 3歳馬アグネスフローラ・イクノディクタス・オーラダティーピーが上位人気を占めたが、勝ったのは4歳牝馬マイネビムレッチ。昨年末から年明けにかけて重賞3連勝していた実績馬が、ここ5戦ほど成績が振るわず人気を落としていたが、復活の狼煙を上げる快勝だった。2着にも4歳のサンドピアリスが入り、3歳勢は3着にアグネスフローラが入るのがやっとだった。

■マイルCS
 若き短距離王ビコーペガサスが圧倒的人気に支持されるも、最内枠からスルスルと脚を伸ばした愛国馬Drama Dinkyがビコーペガサスを凌ぎ切って勝利。さすがはジャックルマロワ賞勝ち馬という走りを見せた。ビコーペガサスもいい末脚を見せたが、勝負どころで通ったコースの差が最後の着差に響いてしまった感。今年のマイラーズC・毎日王冠勝ちのサクラホクトオーが安田記念に続いて3着に入った。昨年の覇者ソウルジェネラルはいい時期を全盛期を過ぎたような力ない走りで4着まで。

■JC
 またしてもオグリキャップが人気に応えての圧勝劇。2着には2年連続となるスーパークリークが入った。3着にはBCマイル勝利からここへ臨んだCleen Rodrigoが入った。これでG1・8勝目、今年だけで4勝目。この歳にして更に充実しているスターホースが、有馬記念での後輩芦毛ダービー馬との対決へ歩を進める。

■JCD
 オサイチブレベストが日本代表として踏ん張るも2着まで。米国からやってきた3歳馬Broad JavotteとCoolidge Evasionが1,3着に入り、海外勢の実力を見せ付ける格好に。

■阪神JF
 天才少女サクラビューティが3連勝で阪神JF制覇。見事に2歳女王に輝いた。ファンタジーS勝ちの1番人気ソウルソバカスは、坂が堪えたか伸び悩み3着まで。

■朝日杯FS
 重賞3連勝中のトウカイテイオーが1番人気に応えて無敗の2歳王者に。皇帝シンボリルドルフは初年度から自身に迫る優駿を輩出。競走馬としても種牡馬としても凄さを見せ付けた。直線よく伸びて2着に入ったソウルテヘランは、皐月賞・ダービー2着のソウルモスクワの半弟。兄に続いて後一歩タイトルに届かない名脇役の臭いがする。


 年末処理がしんどいのでここまで。有馬記念は芦毛ダービー馬オグリキャップとメジロマックイーンの対決。非常に楽しみ。

WP7・2009 11

 ということで1990年。90年代突入ですよ。


■フェブラリーS
 準オープン→オープン特別→G3と3連勝中のフサイチキイが見事勝利。2着に入ったヤマニンジレンマは年末の東京大賞典3着馬。昨年ここで2着のソウルアルテミスは3着まで。

■高松宮記念
 昨年の最優秀短距離馬キャンドルスイスと新スプリント王候補筆頭のビコーペガサスが、昨年のスプリンターズS以来の激突。直線で早め先頭から後続にリードを保ったままゴールに飛び込んだのは、キャンドルスイスの方。1番人気ビコーペガサスは伸びを欠いて5着まで。2着にはフェブラリーSから参戦のソウルアルテミス。3着にシルクロードS勝ちのルイジアナピットが入った。

■桜花賞
 フィリーズレビュー勝ちのアグネスフローラとチューリップ賞勝ちのダイイチルビーが人気を分け合ったが、勝ったのは京成杯・アーリントンCと2着を続けていた9番人気アリゾナシック。2着に2歳女王アドマイヤエリートが入り、ダイイチルビーがなんとか3着に入った。

■皐月賞
ハクタイセイ____弥生賞・東スポ杯2歳S・札幌2歳S
メジロライアン___スプリングS・共同通信杯・シンザン記念
アイネスフウジン__朝日杯FS・新潟2歳S
ソウルモスクワ___ラジオNIKKEI杯2歳S・きさらぎ賞
ダイタクヘリオス__スプリングS2着・共同通信杯2着
セキテイリュウオー_京王杯2歳S・朝日杯FS2着

 といった感じの人気順となった豪華皐月賞。昨年と違い高いレベルの争いとなったが、勝ったのは9番人気の毎日杯勝ち馬ナリタハヤブサ。2着に4番人気ソウルモスクワ、3着に3番人気アイネスフウジンが入った。

■天皇賞・春
 イナリワン・スーパークリークが抜けた人気を集めた一戦だが、勝ったのは明け4歳のステイヤー・ミスターシクレノン。この世代の遅れてきた大物が古馬をなぎ倒して快勝。2着には3年連続となるスルーオダイナが入った。イナリワン・スーパークリークは揃って6着・7着と敗れた。

■NHKマイルC
 ニュージーランドT勝ちのトーワトリプルが1番人気に支持されたが、勝ったのは皐月賞10着から巻き返したミュージックタイム。トーワトリプルは2着がやっと。3着にマーガレットS勝ちのグロットエターナル。

■ヴィクトリアマイル
 昨年の覇者ソウルアルテミスが叩き合いを制して見事に連覇達成。2着?3着にはハイフレンドコード・ニュースアザレア・エイシンウイザードと4歳牝馬が入り、昨年の牝馬世代の層の厚さを感じさせた。

■オークス
 人気はイクノディクタス・アリゾナシック・アグネスフローラの順だったが、勝ったのはフローラS2着から参戦のアラビアウェーブ。なんとオークスでの勝利が2勝目だった。2着オーラダティーピーはスイートピーS勝ち馬、3着ソウルオドリコは忘れな草賞勝ちで、桜花賞未出走組が上位を占めた。

■ダービー
 人気順こそソウルモスクワ、アイネスフウジン、ミュージックタイムの順となったが、誰が勝ってもおかしくない戦国ダービー。その栄冠を手にしたのはプリンシパルS2着から参戦の14番人気メジロマックイーン。早め先頭から後続を凌ぎ切って5年前のスダホーク・2年前のオグリキャップに続く3頭目の芦毛ダービー馬に。2着に後方から追い込んでハナ差まで迫ったソウルモスクワ、3着にメジロライアンが入った。

■安田記念
 この舞台では敵なしのオグリキャップが、他馬をまったく相手にしない圧勝劇で連覇達成。ビコーペガサス・サクラホクトオーと続いたが、その差は歴然だった。昨年の最優秀3歳牡馬で、今年はここまでアジアマイルチャレンジ3戦に参戦して全て2着としていたソウルジェネラルは、地元日本での最終戦で原因不明の大惨敗を喫してしまった。

■宝塚記念
 1番人気に推されたオグリキャップが直線でスーパークリークを交わして快勝。3年連続の出走で3着→2着→1着と、ついにグランプリ制覇の悲願が叶った。2着に立て直したスーパークリーク、3着にはミスターシクレノンが入り、天皇賞がフロックではないことを証明。また、3歳馬ながら果敢に出走してきたメジロライアンは5着と健闘。


 一気に所有馬引退したのでサクサクです。全体的な傾向としては早め早めの引退となっております。唯一ソウルアルテミスだけは、サブパラもう少しで成長ってとこなんで現役続行してみましたが、なかなか走ってくれますね。帝王賞も見事に勝ってくれましたし。

 ソウルジェネラルはサブパラが悪いのが古馬になって響いてきた感。もうひとつふたつタイトルをほしいんだけどもなぁ。

 期待しまくってたソウルモスクワ(父:Northern Dancer)は、SPと根性こそ高かったものの、パワーBとか精神力Bとか、何より右回り苦手って何だよコノヤロウ。種牡馬として期待っつーか、系統確立まで狙っていいかもってな血統だっただけに落胆はでかかったりする。

 そして秋にはソウルヤヨイの半妹ソウルリレーション(父:Seattle Slew)がデビュー予定。コメントとかだけでどうこうってのもアレだけど、多分ソウルヤヨイにSP足したような馬なんじゃないかと期待中。それってもう史実最強クラスと戦えるレベルじゃんとかなんとか言っちゃったりしちゃったりして。牡馬じゃなかったのが本気で残念で仕方ないです。

WP7・2009 10

■スプリンターズS
 セントウルS勝ちの3歳馬ビコーペガサスが1番人気。レースでも鋭い末脚を見せるが2着まで。勝ったのはサマースプリント王者キャンドルスイス。夏の勢いのままG1まで駆け抜けた。3着には昨年のサマースプリント王者でソウルジェネラルの姉ソウルハツモノ。

■秋華賞
 ソウルヤヨイが直線早目抜け出しからそのまま押し切って、3年連続3冠牝馬の誕生となった。2着に2番人気のアラホウトク、3着には桜花賞・オークスと連続2着だったアピティプリック。

■菊花賞
 セントライト記念1着から1番人気で本番を迎えたサクラホクトオーは惨敗。勝ったのは夏に古馬相手に新潟記念を制したシルキーサプリア。2着はこれでクラシック3冠全て2着となった牝馬ソウルガラムマサラ。3着にダービー4着マイネルシティ。

■天皇賞・秋
 いつもの豪脚披露であっさりとオグリキャップが勝利。これでG1・4勝目。2着にはサクラチヨノオーが入り、安田記念に続いて今年2度目のワンツー。3着には前走愛国チャンピオンSに出走して惨敗したソウルジェネラルが巻き返した。

■エリザベス女王杯
 3冠牝馬対決となったこのレース。勝ったのは1番人気に支持されたソウルヤヨイ。これでデビュー戦2着の後から7連勝でG1・4勝目。この後は引退レースに東京大賞典に出走する予定。2着にシャダイカグラ、3着セントトウショウで、先輩3冠牝馬シヨノロマンは5着まで。

■マイルCS
 1番人気に支持されたホクトヘリオスは2年連続の2着まで。勝ったのは若きマイル王ソウルジェネラル。これでG1・3勝目。3着には菊花賞18着から一気の距離短縮で巻き返したミスタースペイン。姉弟対決となったソウルハツモノも4着と健闘。

■JC
 1番人気のオグリキャップが馬群に包まれて伸びを欠く中、先に抜け出したスーパークリークを物凄い末脚で差し切ったのが2番人気イナリワン。これでJBCスプリント以来の久々のG1勝利で、中央入りしてからは初のG1勝利となる。

■JCD
 抜け出したソウルキャンドルをゴール寸前で捕らえたチャンピオンスターが勝利。フェブラリーSに続く中央ダートG1制覇を成し遂げた。これで今年は無敗の10連勝。2着に入ったソウルキャンドルと3着Musical Agujitaはともに牝馬。

■阪神JF
 5戦2勝重賞未勝利のサクラサエズリが1番人気に支持されるが2着、勝ったのは5戦2勝小倉2歳S勝ちのアドマイヤエリート。松目弘厩舎所属・鞍上熊沢重文のコンビは昨年の覇者アピティプリックと同じ。

■朝日杯FS
 無傷の3連勝中で1番人気セキテイリュウオーが直線脚を伸ばすも、逃げた2番人気アイネスフウジンが最後まで脚色衰えず快勝。3着には無傷の4連勝中で、前走前々走とアイネスフウジンを抑えていたハクタイセイ。今から来年のクラシックが楽しみになる高レベルの一戦だった。

■東京大賞典(地方G1)
 1番人気が今年無敗の10連勝中でフェブラリーS・JCD勝ち馬チャンピオンスター、2番人気が今年無敗の7連勝中で牝馬3冠・エリザベス女王杯勝ち馬ソウルヤヨイ。いつもと違う先行策から先に抜け出したチャンピオンスターを、いつもと違う後方からの追い込みで追い詰めるソウルヤヨイ。勝ったのは直線向いた時点では後方2番手だったソウルヤヨイ。残り100m付近で先頭に立って3馬身差快勝。見事引退の花道を飾った。

■有馬記念
 JC勝ち馬イナリワンが1番人気、安田記念・天皇賞秋勝ち馬オグリキャップが2番人気、天皇賞・春勝ち馬スーパークリークが3番人気と、レベルの高い3強対決になった年末のグランプリ。勝ったのは先に抜け出したスーパークリーク。オグリキャップとイナリワンも懸命に差を詰めるが、僅差の2,3着まで。さあ、これで年度代表馬争いが難しくなった。


■1989年年末表彰
年度代表馬:スーパークリーク

最優秀2歳牡馬:アイネスフウジン
最優秀2歳牝馬:アドマイヤエリート
最優秀3歳牡馬:ソウルジェネラル
最優秀3歳牝馬:ソウルヤヨイ
最優秀4歳以上牡馬:スーパークリーク
最優秀4歳以上牝馬:ソウルアルテミス
最優秀短距離馬:キャンドルスイス
最優秀ダート馬:オサイチブレベスト

リーディングサイアー:マルゼンスキー


 ということで年度代表馬争いはスーパークリーク:110票、ソウルヤヨイ:99票、オグリキャップ:91票という大接戦で3頭が争いました。ソウルヤヨイに年度代表馬取らせてあげたかったなぁ。

 っつーか、3歳で牝馬4冠+東京大賞典で現役ダート最強馬撃破で無理ですか。そんなに王道路線が偉いんですか。ちきしょう。


 ソウルヤヨイはSP・Bなんですよね。おまけに馬場適性は万能。ちょっと強い牝馬と同期だときつかったかも。ただ、サブパラがよくて、PW・根性・柔軟・精神がS、瞬発力・賢さがA、健康がBで。繁殖として期待です。父ハイセイコーってのも売り。デビュー戦で負けて腰が甘いって言われた時は泣きそうになったけど、あっさり改善されて良かったです。

 ソウルジェネラルは現役続行。こちらはSP・Aですが、サブパラボロボロ。根性S以外はB以下ばっかってな感じ。よくこんだけ勝ててるもんだと。

WP7・2009 9

■天皇賞・春
 日経賞制したランニングフリーと阪神大賞典を制したスーパークリークが人気を分け合ったが、レースはスーパークリークの完勝。昨年の菊花賞馬がさすがのステイヤーぶりを見せ付ける形に。2着にダイヤモンドS勝ちのスルーオダイナ、3着にステイヤーズS2着馬エリモダンサーが入り、3000m超に高い適性を持つステイヤーが上位独占。

■NHKマイルC
 皐月賞馬ソウルジェネラルとシンザン記念・アーリントンC・ニュージーランドT勝ちのビコーペガサスの一騎打ちとなったが、先に抜け出したソウルジェネラルが最後までその差を縮めさせないままゴールに飛び込んだ。2着にビコーペガサス、3着ツジノショウグン。

■ヴィクトリアマイル
 高松宮記念馬イーグルシャトーが1番人気に推されるも、勝ったのはドバイ帰りのソウルアルテミス。先に抜け出して最後まで押し切った。ソウルアルテミスはこの後に帝王賞に向かい2着と好走。2着に昨年の秋華賞2着馬シャダイカグラ、3着にようやくイーグルシャトーが入った。

■オークス
 今年も桜花賞馬が勝利、3年連続の牝馬3冠馬誕生の夢を繋いだ。ソウルヤヨイは桜花賞に続いて隙のない競馬で完勝。先輩牝馬三冠馬と比較しても恥ずかしくない実力を見せた。2着には桜花賞に続いてアピティプリック、3着にはD1400mの500万下戦を勝ち上がったばかりのサンドポジティブが入った。

■ダービー
 皐月賞馬ソウルジェネラルが回避したダービー。1番人気に推されたのは2歳時に札幌2歳S?ラジオNIKKEI杯2歳Sまで重賞4連勝を決めたトッププラム。復活を期すサクラホクトオーに青葉賞勝ち馬キリパワーが人気で続いたが、直線で抜け出したのは皐月賞5着馬ナイスナイスナイス。府中の直線を力強く走り抜けて見事ダービー馬の栄冠。2着に皐月賞2着の牝馬ソウルガラムマサラが入り、3着にようやく1番人気トッププラム。

■安田記念
 直線で先に抜け出した4歳馬サクラチヨノオー・メジロアルダン。2頭の激しい叩き合いでこのまま決まるかと思われたところで、驚異的な末脚を見せたオグリキャップがまとめて差し切って快勝。見事1番人気に応えた。5着にも4歳のシヨノロマンが入り、レベルが高い4歳勢が新時代到来を感じさせる一戦となった。

■宝塚記念
 先に抜け出したシヨノロマンに追いすがるNasr El Arab。2頭をまとめて差し切ったのはオグリキャップ……ではなく、14番人気のダイナカーペンター。今年のAJCC馬が波乱を起こした。2着にダイナカーペンターの後ろをついて伸びてきたオグリキャップ。3着には昨年の牝馬3冠馬シヨノロマンが粘りきった。イナリワン・スーパークリークといった人気馬は9着・10着と惨敗。


 宝塚記念はいわゆるケツアタ対策による影響全開で大波乱。ゴールまでオグリキャップに後ろから押してもらったダイナカーペンターが見た目凄い末脚。コースが開けばオグリキャップが突き抜けて終わってたんだろうなぁ。

 そんなことよりですね、ダービーですよダービー。なんか普通にナイスナイスナイスがいいレースをして快勝しちゃいました。この世代怖いわぁ。ノーリセ怖いわぁ。無印の時にAモードでやった時に、メジロマックイーン・アイネスフウジン・メジロライアンを相手にヤマニングローバルが快勝したのより驚いたわぁ。

 そしてオークスも架空馬ばっかだなーって思って見返してみたら、史実馬ではアラホウトクが10着が最高っつーか、唯一の出走馬だったりしちゃったりしてた。ホントにレベルが低めの架空世代にしか見えないんですけどこの世代。
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